細野クリニック
鍼灸師 菊地のブログです。
普段は細野先生のPANセラピーの補佐をさせて頂いております。
先生は皮膚科も専門とされているので整形外科的な悩みの患者さまも多いですが、皮膚に悩みを持っている患者さまがとっても多いです。
私自身も皮膚があまり強くなく、幼少期や受験シーズンなど精神的にプレッシャーのかかる時期には痒くなったり、アトピーには随分悩まされてきたのでPANセラピーで状態が良くなっている患者さまを間近でみていると私も早く出会いたかったな、なんて思います。
鍼灸でもアトピーなどの皮膚疾患治療はありますが、タイプ別など色んな治療法がありうまく見分けるにはまだまだ難しいジャンルだと言われています。
さて、今回は先生がPANセラピーで治療している部位をツボに置き換えて紹介したいと思います。
初めて治療を受けていただく患者さまにはまず仰向けで股関節や肩など、身体がどのように動くのか、左右に違いはあるのか全体的にチェックしていきます。
お互いに左右の差を確認したところで治療が始まります。
最初は顔だけ治療していくのですが、顔だけでも身体は左右のばらつきがほとんどなくなるくらい変化します。
つまり、骨格が左右の正しい位置に配列されていくのです。
顔の治療では眉頭、または眉毛の上側、頬骨など人によりあてる場所は様々とあるのですが眉毛の内側部分に注目してみたいと思います。
攅竹
眉頭のくぼみがある部分
目薬を点眼した際に自然に目頭の上の部分を軽く押さえる方も多くいるかと思われますが、まさにそこ!です。
ただ、間違った圧し方や強く触る事は眼球を傷付けてしまうので正しい圧し方で圧していきましょう。
目をつむり中指を軽く眉頭のくぼみにあて、人差し指は反対の眉尻に添えると安定します。
そのまま頭の中心(百会穴)に向けて斜め上の方向へ優しく圧していきます。
若しくは親指で眉頭にあてていくやり方もあります。
どちらも、机やテーブルに肘をのせて行うとやりやすいです。
眼精疲労や目からくる頭痛に効果的で、少し指を添えるだけでもじわ〜っと効いている感じがしてきますよね。
攅竹に鍼を入れるとズシンとした何とも言えない気持ちいい刺激で、目が潤い視界が開けてきます。あの刺激は癖になりますね。
PANセラピーでも顔に痒みや歪みで緊張がみられる時は地味に中から込み上げてくる刺激があり、(これも癖になりそうな刺激です。)同じく目が潤って視界が開けていきます。
最近ではスマホやPCなど目を酷使しがちな世の中ですので、合間合間に攅竹を圧して疲れ目を予防していきましょう。
細野クリニック 菊地